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ＧＣＰでウェブサーバ構築(こうちく)チャレンジ、１２ログ目(め)。
ローカルＰＣから新(しん)ウェブサーバへの移行(いこう)がほぼ完了(かんりょう)しました。

スタジオムーンリーフのウェブ拠点(きょてん)を移動(いどう)することから、かなり慎重(しんちょう)に作業(さぎょう)をすすめていたんですよ。

ウェブ拠点(きょてん)を移動(いどう)するにあたっては、新(しん)ドメインを取得(しゅとく)するだけでなく新(しん)ドメインでメールもやりとりできるようにしたいと考(かんが)えていました。ＧＣＰにメールサーバを置(お)くことも考(かんが)えましたけど、そうなると保守(ほしゅ)が大変(たいへん)そう。

そこで、オリジナルのドメインとメールサービスを受(う)けられるGoogleのGsuite（旧(きゅう)GoogleAPP）というビジネス向(む)けのサービスを利用(りよう)することにしました。Gsuiteは基本(きほん)的(てき)にはオリジナルドメインでＧｍａｉｌのサービスが利用(りよう)できるようになっているサービスですが、ＤＮＳ関連(かんれん)のレコードを編集(へんしゅう)することでオリジナルのウェブサイト（今回(こんかい)の場合(ばあい)ＧＣＰのウェブサーバ）にアクセスさせることができます。

１．Gsuiteにアカウント登録(とうろく)

まず、Gsuiteにアカウントを登録(とうろく)する必要(ひつよう)があります。
Gsuiteでは、Gsuiteアカウント所有(しょゆう)者(しゃ)のことを「ユーザー」と呼(よ)んでいますが、日本語(にほんご)では「管理(かんり)者(しゃ)」と呼(よ)ぶのがイメージに近(ちか)いと思(おも)います。Gsuiteにアカウントを登録(とうろく)して「ユーザー」となると、ドメインまわりを管理(かんり)する管理(かんり)コンソールを操作(そうさ)できるようになります。

管理(かんり)者(しゃ)が複数(ふくすう)必要(ひつよう)な組織(そしき)のばあい、ユーザー（管理(かんり)者(しゃ)）を追加(ついか)することもできるようになっていますが、Gsuiteはビジネス向(む)けサービスです。１ユーザーにつき５００円(えん)／月(つき)がかかるので、むやみにユーザー（管理(かんり)者(しゃ)）を増(ふ)やすのは得策(とくさく)ではありません。また、Gsuiteは無料(むりょう)試用(しよう)期間(きかん)が１４日間(にちかん)あります。

また、もうひとつの特徴(とくちょう)はGsuiteへのアカウント登録(とうろく)と同時(どうじ)にオリジナルドメインも取得(しゅとく)できるようになっていることです。オリジナルドメインの取得(しゅとく)は無料(むりょう)試用(しよう)期間(きかん)の適用(てきよう)外(がい)ですが、ドメインとメールサービスが同時(どうじ)に得(え)られるのはありがたいです。５００円(えん)／月(つき)も、オリジナルドメインのメールサービス維持(いじ)費(ひ)と考(かんが)えれば安価(あんか)と言(い)えると思(おも)います。

Gsuite
https://gsuite.google.co.jp/

Gsuiteにアクセスすると、こんな画面(がめん)

「無料(むりょう)試用(しよう)を開始(かいし)」あるいは「Gsuiteをはじめる」をクリックしてアカウント登録(とうろく)画面(がめん)へ。

Gsuiteにアカウント登録(とうろく)画面(がめん)

Gsuiteは企業(きぎょう)法人(ほうじん)のみならずフリーランサーの個人(こじん)でもサービスを利用(りよう)できますので、恐(おそ)れることなく入力(にゅうりょく)して「次(つぎ)へ」をクリック。ドメイン確認(かくにん)の画面(がめん)になります。

ドメイン確認(かくにん)の画面(がめん)

ドメインをすでに所有(しょゆう)している場合(ばあい)は、上(うえ)を選択(せんたく)すればいいと思(おも)います。
スタジオムーンリーフの場合(ばあい)は新(あたら)しくドメインが欲(ほ)しいので、「今(いま)すぐ新(あたら)しいドメインを購入(こうにゅう)する」を選択(せんたく)しました。

ドメイン購入(こうにゅう)画面(がめん)

購入(こうにゅう)したいドメインと、連絡(れんらく)先(さき)を記入(きにゅう)します。
すでに使(つか)われているドメインは使用(しよう)できません。
スタジオムーンリーフは、新(あたら)しいドメインとして「studiomoonleaf.com」を購入(こうにゅう)することにしました。

Gsuiteアカウント登録(とうろく)画面(がめん)

Gsuiteのデフォルトアカウントを作成(さくせい)する画面(がめん)に移動(いどう)します。
「ユーザー名(めい)」とありますが、これは「管理(かんり)者(しゃ)名(めい)」として慎重(しんちょう)に考(かんが)えたほうがいいと思(おも)います。パスワードもそれなりに慎重(しんちょう)に考(かんが)えたほうがいいでしょう。

「同意(どうい)して登録(とうろく)」をクリックするとアカウント登録(とうろく)終了(しゅうりょう)です。

さっそく作成(さくせい)したアカウントでログインすると、管理(かんり)コンソールに以下(いか)のようなメッセージが表示(ひょうじ)されました。

そうそう、決済(けっさい)してませんでした

アカウント登録(とうろく)時(じ)にドメインの購入(こうにゅう)をお願(ねが)いしたのはいいんですが、決済(けっさい)していません。
「購入(こうにゅう)」をクリックすると、クレジットカード情報(じょうほう)を入力(にゅうりょく)する画面(がめん)となり、決済(けっさい)すると管理(かんり)コンソールが利用(りよう)できるようになります。

見(み)た目(め)はシンプルですが、ドメインまわりのさまざまな管理(かんり)ができるGsuite管理(かんり)コンソール

２．Ａレコードの調整(ちょうせい)

おつぎはＤＮＳ登録(とうろく)情報(じょうほう)の調整(ちょうせい)です。ＤＮＳとは名前(なまえ)解決(かいけつ)を司(つかさど)るもので、たとえばＤＮＳに対(たい)してstudiomoonleaf.comという名前(なまえ)で問(と)い合(あ)わせたとき、「あ、その名前(なまえ)ならこのＩＰアドレスだよ」と教(おし)えてくれるもので、ドメインとＩＰアドレスを紐(ひも)づける大事(だいじ)な役目(やくめ)があります。

そのなかでも、ドメインとウェブサーバのＩＰアドレスを紐(ひも)づける情報(じょうほう)をＡレコードと呼(よ)びます。

GsuiteからＡレコードを調整(ちょうせい)してＧＣＰのウェブサーバのＩＰアドレスへ接続(せつぞく)できるようにしちゃいます。

管理(かんり)コンソールのした「その他(た)の設定(せってい)」→「ドメイン」をクリックします。

ドメインをクリック

「ドメインの追加(ついか)と削除(さくじょ)」をクリックします。

「ドメインの追加(ついか)と削除(さくじょ)」をクリック

Gsuiteではアカウント作成(さくせい)時(じ)にドメインを購入(こうにゅう)すると、「プライマリドメイン」＞「詳細(しょうさい)なＤＮＳ設定(せってい)」を開(ひら)くと、「ＤＮＳコンソールにログイン」というリンクが設置(せっち)され、ＤＮＳコンソールに手軽(てがる)にアクセスできるようになります。ドメインのＤＮＳ管理(かんり)はGoogleと提携(ていけい)関係(かんけい)にある業者(ぎょうしゃ)となっています。

ＤＮＳコンソールにログインするとこんな画面(がめん)

ＤＮＳコンソールにログインするとこんな画面(がめん)になりました（業者(ぎょうしゃ)によって異(こと)なります）。
Host RecordsのA（Address）を調整(ちょうせい)すればいいと思(おも)うので、Editをクリックします。

A（Address）にＧＣＰのインスタンス外部(がいぶ)アドレスを入力(にゅうりょく)

A（Adress）のAddress欄(らん)に、ＧＣＰのインスタンスである外部(がいぶ)ＩＰアドレスを入力(にゅうりょく)します。
前(まえ)もってＧＣＰウェブサーバのインスタンスの外部(がいぶ)ＩＰアドレスを動的(どうてき)から静的(せいてき)に切(き)り替(か)えておくと戸惑(とまど)わずに済(す)みます。
入力(にゅうりょく)が終(お)わったらSaveをクリックして設定(せってい)を保存(ほぞん)します。

この後(のち)、最長(さいちょう)でも２４時間(じかん)～４８時間(じかん)でＤＮＳ情報(じょうほう)が切(き)り替(か)わっていきます。

３．確認(かくにん)

ＤＮＳ情報(じょうほう)が切(き)り替(か)わったかどうか確認(かくにん)するのは簡単(かんたん)で、ブラウザにstudiomoonleaf.comと打(う)ち込(こ)んでＧＣＰで作成(さくせい)したウェブサーバが表示(ひょうじ)されればＯＫです。

さっそくやってみましょう。

はいっ！

はいっ！
表示(ひょうじ)されましたぁっ！（パチパチパチ）

StudioMoonLeaf新(しん)ドメインウェブサイト
http://studiomoonleaf.com/

４．まとめ

はい、そんなわけでですね。

１２回(かい)にわたってお送(く)りした「ＧＣＰでウェブサーバ構築(こうちく)チャレンジ」今回(こんかい)が最終(さいしゅう)回(かい)となります。

当初(とうしょ)の目的(もくてき)であった「無料(むりょう)トライアルの範囲(はんい)内(ない)でＧＣＰでウェブサーバを構築(こうちく)し、スタジオムーンリーフのウェブ機能(きのう)をＧＣＰに移転(いてん)して公開(こうかい)する」ことが達成(たっせい)できました。

残(のこ)っているのはメールアドレスの調整(ちょうせい)や移転(いてん)のお知(し)らせといった事務(じむ)処理(しょり)と、本当(ほんとう)に細(こま)かな調整(ちょうせい)のみです。もうしばらくはmoon-leaf.bizのドメインも有効(ゆうこう)だと思(おも)いますが、studiomoonleaf.comへ移転(いてん)が充分(じゅうぶん)に進(すす)み次第(しだい)、moon-leaf.bizのドメインも閉(と)じる予定(よてい)でおります。

moon-leaf.bizのドメインを閉(と)じる際(さい)はまたお知(し)らせします。

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