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ＧＣＰでウェブサーバ構築(こうちく)チャレンジ、９ログ目(め)。
現在(げんざい)、ローカルＰＣじょうから新(しん)ウェブサーバに移行(いこう)するための準備(じゅんび)中(ちゅう)です。
本番(ほんばん)の実務(じつむ)データを扱(あつか)うため、慎重(しんちょう)に進(すす)めています。
完全(かんぜん)なデスクワークです。

そのあいだ、なにもしないのもＧＣＰがもったいありません。
趣味(しゅみ)的(てき)なことなどしてＧＣＰとサーバのあつかいに慣(な)れておこうと、ＰＣゲームのひとつ「7 days to die」のマルチサーバーをＧＣＰで構築(こうちく)してみました。今回(こんかい)のログはそのときのメモです。

7 days to dieはサンドボックス、クラフティング、ゾンビサバイバルの要素(ようそ)が詰(つ)まったゲーム。資源(しげん)を収集(しゅうしゅう)して、アイテムを工作(こうさく)（クラフティング）したり建築(けんちく)（ビルディング）をしたりしてゾンビ世界(せかい)を生(い)き抜(ぬ)くというＢ級(きゅう)映画(えいが)のようなコンセプト。プレイ画面(がめん)は一人称(いちにんしょう)視点(してん)。スタートすると広大(こうだい)なマップになけなしのアイテムと一緒(いっしょ)にたったひとりで放(ほう)り出(だ)される。複数(ふくすう)のプレイヤーと一緒(いっしょ)に遊(あそ)べるマルチプレイは人気(にんき)。力(ちから)を合(あ)わせてサバイバルしたり、ゾンビそっちのけで残(のこ)り少(すく)ない食料(しょくりょう)や資源(しげん)を奪(うば)いあうなどＢ級(きゅう)映画(えいが)さながらの展開(てんかい)も

参考(さんこう)にしたのは「7 days to die」の日本語(にほんご)Ｗｉｋｉ
7 Days to Die Japan Wiki
http://wikiwiki.jp/7daystodie/

Ｗｉｋｉでは、マルチサーバーとしてCentOS（RedHat系(けい)）を使用(しよう)した例(れい)が紹介(しょうかい)されていますが、ここではDebian GNU/Linux8（jessie）で構築(こうちく)しました。


ＧＣＰでインスタンスを作成(さくせい)

ＧＣＰ＞Compute Engineで作成(さくせい)したＶＭインスタンスは、ＣＰＵとメモリに重(おも)きを置(お)いたカスタム構成(こうせい)にしました。ＳＳＤディスクよりメモリのほうが容量(ようりょう)あるのがちょっと笑(わら)えますけど。

名前(なまえ)：お好(す)きなように。短(みじか)い名前(なまえ)のほうがあとあとラクです。
コア数(すう)：６
メモリ：２０ＧＢ
ディスク：Debian GNU/Linux8（jessie）
ディスク容量(ようりょう)：ＳＳＤ永続(えいぞく)ディスク１５ＧＢ

これを「ＨＴＴＰ、ＨＴＴＰＳともにチェックを入(い)れずに」作成(さくせい)しました。


ファイアウォールの構成(こうせい)とインスタンスへの適用(てきよう)

マルチサーバを立(た)てるひとがだれもがいちどはハマるであろうポート開放(かいほう)。
ＧＣＰはポートごとにルール化(か)できるのでそれを利用(りよう)します。
ポート開放(かいほう)は自己(じこ)責任(せきにん)。

「ＧＣＰ＞ネットワーキング＞ファイアウォールルール」に移動(いどう)

「ファイアウォールルールを追加(ついか)」

名前(なまえ)：sdtd-rule
説明(せつめい)：空欄(くうらん)でも可(か)
ネットワーク：defaultのまま
ソースフィルタ：「すべてのソースから許可(きょか)（0.0.0.0/0）」選択(せんたく)
許可(きょか)対象(たいしょう)プロトコル：tcp:25000;udp:25000-25002
ターゲットタグ：sdtd-tag

としてルールを作成(さくせい)しました。
許可(きょか)対象(たいしょう)プロトコル部分(ぶぶん)が開放(かいほう)するポート番号(ばんごう)とプロトコルです。
ターゲットタグがルールを認識(にんしき)するためのタグになります。

--「7 days to die」は先頭(せんとう)から連続(れんぞく)する３つのポートを使用(しよう)する

--先頭(せんとう)のポートはtcp、残(のこ)りのポートはudp

--したがって、うえの例(れい)は厳密(げんみつ)にはtcp:25000;udp:25001-25002かも

--あとでコッソリ設定(せってい)し直(なお)しておこうかな

このルールをインスタンスに適用(てきよう)すれば完了(かんりょう)です。

「ＧＣＰ＞Compute Engine」で適用(てきよう)したいインスタンスをクリックして「編集(へんしゅう)」、「タグ」の部分(ぶぶん)に「sdtd-tag」と入力(にゅうりょく)して「保存(ほぞん)」すれば、インスタンスにルールが適用(てきよう)されます。

Debian GNU/Linux8（jessie）作業(さぎょう)

作成(さくせい)したインスタンスにＳＳＨ接続(せつぞく)して、以下(いか)の作業(さぎょう)を行(おこな)います。
流(なが)れのほとんどはWikiの通(とお)りでしたが、Debianなのでちょっと違(ちが)う部分(ぶぶん)があります。

sudo apt-get update...パッケージリスト更新(こうしん)

--wgetは実装(じっそう)済(ず)みだったのでスルー

sudo apt-get install -y rsync

sudo apt-get install -y gcc
sudo apt-get install -y make…gccだけではmakeが入(はい)らなかった

--libstdc++.i686はパッケージ見当(みあ)たらず

--libstdc++6が実装(じっそう)済(ず)みだったのでスルー

--ncパッケージ見当(みあ)たらず

--ncfが実装(じっそう)済(ず)みだったのでスルー

Ubuntu/Debian参照(さんしょう)先(さき)
https://7dtd.illy.bz/wiki/Prerequisites

sudo apt-get install xmlstarlet
sudo apt-get install lib32gcc1
sudo apt-get install lib32stdc++6

本体(ほんたい)のインストール、起動(きどう)設定(せってい)はＷｉｋｉとまったくおなじだったので割愛(かつあい)。
ルート権限(けんげん)でコマンドを入力(にゅうりょく)する必要(ひつよう)があるので、須藤(すどう)さん（sudoコマンド）のお力(ちから)を借(か)りることを忘(わす)れずに。

こんな風(ふう)にしてＰＣゲームからインスタンスの外部(がいぶ)ＩＰを入力(にゅうりょく)したらサーバーにはいれました。わたしと気(き)の合(あ)うフレンドでマルチプレイするために立(た)てたサーバーなので、サーバーの公開(こうかい)（パブリック化(か)）はするつもりはありません。不(ふ)特定(とくてい)多数(たすう)の人(ひと)に公開(こうかい)すると、サーバー管理(かんり)が大変(たいへん)になってきそうなので。

なにか問題(もんだい)があれば加筆(かひつ)・修正(しゅうせい)するかもしれません。


7 days to die サーバー管理(かんり)メモ
7dtd.sh instances create…インスタンス作成(さくせい)
7dtd.sh start ＜instancename＞…開始(かいし)
7dtd.sh kill ＜instancename＞…終了(しゅうりょう)

--/home/sdtd/instances/以下(いか)にＭＡＰデータ・ログが保存(ほぞん)される

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