よみがな　あり｜なし

さてお立会(たちあ)い。
今回(こんかい)のログはＤＩＹです。

長(なが)さ１０センチのカーテンレールとステンレス棒(ぼう)を使(つか)って、ある物(もの)を作(つく)ります。
「なにができるのかな？」と考(かんが)えながら読(よ)み進(すす)めるとおもしろいかも。

【１】

さて、まずはメインのパーツ。
長(なが)さ１０センチのカーテンレールとステンレス棒(ぼう)です。

長(なが)さ１０センチのカーテンレールとステンレス棒(ぼう)

カーテンレールはインテリアの通販(つうはん)をしている会社(かいしゃ)を通(とお)してカーテンレールのメーカーから購入(こうにゅう)しました。

ちなみに、カーテンレールは最低(さいてい)５０センチからの１センチ単位(たんい)でしか販売(はんばい)していないとのこと。そこで、予備(よび)用(よう)もふくめて６０センチのカーテンレールを購入(こうにゅう)して、金鋸(かねのこ)で１０センチに切(き)りました。金鋸(かねのこ)で切(き)ることが前提(ぜんてい)であったことと、後(ご)の工程(こうてい)を考(かんが)えてカーテンレールの材質(ざいしつ)は加工(かこう)のしやすいアルミとしました。

ステンレス棒(ぼう)は直径(ちょっけい)２．５ミリ。丸(まる)棒(ぼう)であること、直径(ちょっけい)が２．５ミリであることが条件(じょうけん)です。丸(まる)棒(ぼう)の材質(ざいしつ)は丈夫(じょうぶ)なステンレスにしました。鉄(てつ)だとサビが怖(こわ)かったし、アルミだと柔(やわ)らかい気(き)がしたからです。

しかし、直径(ちょっけい)２．５ミリのステンレス棒(ぼう)はなかなか見(み)つかりません。ホームセンターで売(う)ってる丸(まる)棒(ぼう)も直径(ちょっけい)３ミリからでした。探(さが)して見(み)つけたのは、焼(や)き鳥(とり)（蒲焼(かばやき)？）用(よう)の串(くし)。材質(ざいしつ)がステンレスで直径(ちょっけい)２．５ミリだったんです。カーテンレールとおなじく金鋸(かねのこ)でガリガリやって１０センチに切(き)りました。

【２】

まずはステンレス棒(ぼう)に両端(りょうたん)にゴムキャップを装着(そうちゃく)します。
使(つか)ったのは「端末(たんまつ)保護(ほご)キャップ（２．５ミリ用(よう)）」。

端末(たんまつ)保護(ほご)キャップ

装着(そうちゃく)するとこんな感(かん)じ

「なんのためにこんなことを？」とお思(おも)いかもしれませんが、これが後々(あとあと)役立(やくだ)つと目論(もくろ)んでの工程(こうてい)です。最後(さいご)までお読(よ)みくだされば目論見(もくろみ)どおりだったことがわかります。

【３】

つぎに、カーテンレールの加工(かこう)です。
まずは金属(きんぞく)加工(かこう)用(よう)のドリルを用意(ようい)して……。

金属(きんぞく)加工(かこう)用(よう)のドリルはホームセンターなどで売(う)ってます

線(せん)を引(ひ)いて、穴(あな)をあけたい位置(いち)に印(しるし)をつけます。この時点(じてん)で見(み)えてる穴(あな)は購入(こうにゅう)時(じ)に開(ひら)いていた穴(あな)です。

線(せん)を引(ひ)くのに適(てき)していると思(おも)うのは意外(いがい)と市販(しはん)の油性(ゆせい)ボールペンでした

ごにょごにょやって穴(あな)をあけます。
あけた穴(あな)の数(かず)は８つです。穴(あな)の直径(ちょっけい)は３ミリ。

直径(ちょっけい)３ミリの穴(あな)を８つあけました

【４】

カーテンレールに部品(ぶひん)を装着(そうちゃく)します。
装着(そうちゃく)する部品(ぶひん)は「天井(てんじょう)フック×４」「３ｍｍネジ×８」「３ｍｍワッシャー×８」「３ｍｍナット×８」。これらの部品(ぶひん)はすべてホームセンターで買(か)えます。

すべての部品(ぶひん)を装着(そうちゃく)するとこんな感(かん)じ。部品(ぶひん)らしくなりました

ちょっとおもしろいのは、天井(てんじょう)フックを逆(さか)さまに装着(そうちゃく)しているところ？

カーテンレールのなか。ネジとワッシャーで固定(こてい)してます

【５】

そして、これもホームセンターで購入(こうにゅう)しました。
Ｓ字(じ)の形(かたち)をした金具(かなぐ)、通称(つうしょう)「Ｓカン」を装着(そうちゃく)します。

天井(てんじょう)フックにＳカン金具(かなぐ)をつけます

そしてステンレス棒(ぼう)をＳカン金具(かなぐ)に通(とお)せば、これがほぼ完成形(かんせいけい)です。

ほぼ完成形(かんせいけい)

ほぼ意図(いと)した通(とお)りにできたので、ちょっと感動(かんどう)しました。

【６】タネあかし

そろそろタネあかしを。
じつは、我(わ)が家(や)のカーテンレールにちょっとした問題(もんだい)がありまして。
写真(しゃしん)をごらん頂(いただ)くとわかるように、レールの両端(りょうたん)がバシッと天井(てんじょう)に固定(こてい)されていて、さらにフタがされてまして。

普通(ふつう)のカーテンならなんてことありませんけど、なにを血迷(ちまよ)ったか「ロールスクリーンをつけたい！」という欲望(よくぼう)にとりつかれてしまったわたし。

ニトリの通販(つうはん)ならカーテンレールに装着(そうちゃく)できるロールスクリーンが買(か)えるという話(はなし)を耳(みみ)にしたものの、説明(せつめい)を詳(くわ)しく見(み)るとロールスクリーンを固定(こてい)する金具(かなぐ)をカーテンレールの端(はじ)っこから挿(さ)しいれる必要(ひつよう)があるとのこと。普通(ふつう)のカーテンレールなら、レールの両端(りょうたん)はレールキャップという部品(ぶひん)がかぶさっているだけなので取(と)り外(はず)しは簡単(かんたん)です。

しかし、我(わ)が家(や)はカーテンレールの両端(りょうたん)がビタッとフタされています。ロールスクリーンを固定(こてい)する金具(かなぐ)をカーテンレールのなかに入(い)れるのは不可能(ふかのう)に思(おも)えました。

我(わ)が家(や)のカーテンレールは天井(てんじょう)固定(こてい)で両端(りょうたん)がビタッとフタされてる

あきらめずによくよく説明(せつめい)を読(よ)むと、ロールスクリーンはガッチリ固定(こてい)するよりも水平(すいへい)に保(たも)つことが肝要(かんよう)であると解釈(かいしゃく)できました。つまり、「ロールスクリーンを固定(こてい)する金具(かなぐ)を水平(すいへい)に２ヶ所(かしょ)確保(かくほ)できればいい」わけです。

「ロールスクリーンを固定(こてい)する金具(かなぐ)はカーテンレールに入(はい)るように作(つく)られてる」

　↓

「固定(こてい)する金具(かなぐ)を使(つか)うのは２ヶ所(かしょ)」

　↓

「固定(こてい)する金具(かなぐ)を入(い)れるための短(みじか)いカーテンレールを２つ用意(ようい)して、いまあるカーテンレールにぶら下(さ)げることができれば、水平(すいへい)は保(たも)てるのでは？」

　↓

「カーテンレールに短(みじか)いカーテンレールをぶら下(さ)げる部品(ぶひん)、作(つく)れないかな？」

こんな思考(しこう)の流(なが)れでした。

カーテンレールに固定(こてい)する金具(かなぐ)をつけた

カーテンレールのカーテンランナーにステンレス棒(ぼう)を通(とお)す

カーテンランナーはぐるぐる回(まわ)るので、丸(まる)棒(ぼう)ならこういう形(かたち)に通(とお)ります。
カーテンランナーの穴(あな)は、物(もの)にもよりますが我(わ)が家(や)の場合(ばあい)は横(よこ)幅(はば)３ミリ、縦(たて)幅(はば)４ミリの穴(あな)が開(ひら)いています。直径(ちょっけい)が２．５ミリの丸(まる)棒(ぼう)にした理由(りゆう)はランナーの穴(あな)のサイズを考慮(こうりょ)したためです。

さらに丸(まる)棒(ぼう)の長(なが)さを１０センチにしたのは、複数(ふくすう)のランナーを使用(しよう)してロールスクリーンの重量(じゅうりょう)を分散(ぶんさん)して支(ささ)えるためです。端末(たんまつ)保護(ほご)キャップはランナーが外(はず)れないようにする「滑(すべ)り止(と)め」の作用(さよう)を狙(ねら)っていました。

【７】完成(かんせい)

Ｓカン金具(かなぐ)に通(とお)してロールスクリーンを装着(そうちゃく)して完成(かんせい)です。

完成(かんせい)！！

ギリギリ見(み)えてこれぐらい。
ロールスクリーンを装着(そうちゃく)すると、今回(こんかい)作成(さくせい)した部分(ぶぶん)は隠(かく)れてしまってほとんど見(み)えません。

【８】使用(しよう)感(かん)

ためしにロールスクリーンを出(だ)し入(い)れしてみたところ、特(とく)に不具合(ふぐあい)はなさそうです。
１ヶ所(かしょ)につき６つ、合計(ごうけい)１２個(こ)のカーテンランナーで重量(じゅうりょう)を支(ささ)えているので安定(あんてい)感(かん)もあります。

丸(まる)棒(ぼう)が支点(してん)になっているので「スクリーンを出(だ)し入(い)れするときに前後(ぜんご)にぶらぶらする」というのが問題(もんだい)点(てん)といえば問題(もんだい)点(てん)ですが、スクリーンの出(だ)し入(い)れを気持(きも)ちゆっくりていねいにすれば、ぶらつきもじゅうぶん許容(きょよう)範囲(はんい)内(ない)。

とりえあずの使用(しよう)感(かん)としては「大(だい)成功(せいこう)！」といいたいです。

【９】オマケ

最後(さいご)のオマケに今回(こんかい)のＤＩＹの設計(せっけい)図(ず)をお見(み)せします。

設計(せっけい)図(ず)＜その１＞

これが設計(せっけい)図(ず)の１枚(まい)目(め)。
これが最終(さいしゅう)稿(こう)です。
ものすごくテキトーです。
自分(じぶん)だけがわかればいいんです。

設計(せっけい)図(ず)＜その２＞

設計(せっけい)図(ず)２枚(まい)目(め)。
数字(すうじ)を入(い)れたもの。

全長(ぜんちょう)は１０センチ、両端(りょうたん)から５ミリぐらいは余裕(よゆう)を持(も)たせよう、中心(ちゅうしん)にある幅(はば)２４ミリは固定(こてい)金具(かなぐ)のサイズ。せいぜい天井(てんじょう)フックが固定(こてい)金具(かなぐ)にかぶらないようにしよう、ぐらいのニュアンスです。

逆(さか)さまですが天井(てんじょう)フックのイメージ図(じず)（天井(てんじょう)フックの取(と)り付(つ)け方(かた)としては正(せい)位置(いち)ですが）を描(えが)いてます。固定(こてい)金具(かなぐ)の下(した)に付(つ)くのが、ロールスクリーンを固定(こてい)するための「ブラケット」と呼(よ)ばれる部品(ぶひん)ということもメモ。

これを持(も)ってホームセンターで天井(てんじょう)フックやＳカン金具(かなぐ)、ネジやナット、ワッシャーといった部品(ぶひん)を買(か)いました。

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