Tuesday,October 25

【忘れてた】旭山動物園にて・13【イボイノシシ】 (2 photos)

2016年10月6日に行ってきた旭山動物園のレポートが全12回のログをもって最終回を迎え、オリジナルの写真や動画データを整理しようとしたら。

イボイノシシの写真と動画をご紹介していないことに気がつきました。
完全に忘れてました。

はい、というわけでですね、旭山動物園のレポート、正真正銘の最終回はイボイノシシです。

イボイノシシは、かば館の出口脇にある比較的小さな檻におりまして。
「ぶふーん」とか鼻息もさせずに静かにしていました。

でも、近づいて見るとその顔はかなりいかつくて、ファンタジーでいえばドワーフかトロールに出会ったかのような衝撃を受けました。
わたしは、ジブリアニメの「もののけ姫」のオッコトヌシを思い出しました。

「オッコトヌシ様だ! 小さなオッコトヌシ様だ!」

心のなかではそんなことを思いましたよ。

かくだい
【忘れてた】旭山動物園にて・13【イボイノシシ】 _sb_01

あと120年ぐらい経つとオッコトヌシ様になります(大嘘)


正直、面立ちが醜いですよね。
どんなDNA進化でこんな形状をセレクトしてきたのか気になります。

とはいえ、この形状は強烈な個性でもあります。
そして際だった醜さもひとまわりするとそれを愛嬌として感じる人もいるわけで。

ここまで強烈な形状をしたこの小さなオッコトヌシにも、そういった固定ファンはきっと少なからず存在すると思います。

かくだい
【忘れてた】旭山動物園にて・13【イボイノシシ】 _sb_02

ミニ・オッコトヌシの横顔


このミニ・オッコトヌシには不思議なところがありました。

わたしがデジタル一眼を構えると、「いまここで撮れ」と言わんばかりにビタッと止まるんです。シャッターを切ると「よし撮ったか」という感じで動きを再開。これを二度ほど繰り返しました。だから撮った写真2枚ともピント合ってるでしょ。

撮られ慣れたグラビアモデルさんが、撮影しているときにポーズをして、シャッターが切られたら、ちょっと動いてみて、撮って欲しいポーズでピタッと動きを止めて……というのを繰り返すような、まさにそんな呼吸だったんです。

このミニ・オッコトヌシ、ひょっとしたら心はグラビアモデルなのかもしれない……ふとそんなことを思いました。

冗談だと思いますよね。
動画で見れば、あながち的外れでもないかも…と思うはず。
それではご覧にいれましょう、ミニ・オッコトヌシ(イボイノシシ)をスマホで撮影した動画です。


デジタル一眼からスマホに持ち替えた動画撮影開始直後、スマホはまだ見慣れない道具だったのかウロウロが止まってませんけど、0:20あたりでどうやらわたしが撮影をしているようだと気づいたのか、こちらに寄ってきます。そして0:40、体を横に向けてまさにポーズをとってます。8秒後の0:48、「シャッター音は聞こえなかったけど、これだけポーズしたんだから撮れただろう」と動きを再開します。動きはだいぶのっそりしてますけど、この動きは撮られ慣れている人の模範的な動きそのもの(笑)

カメラマンがあれこれ指示をしなくてもモデルさんの側から積極的にポーズしてくれるのはシャッターチャンスも増えるわけで、ありがたいことです。積極的に呼吸を合わせようとしてくれるというか、撮影のコミュニケーションが双方向になるというか。でも、これはモデルさんの側にも撮られるという経験がそれなりにないとなかなかできることではないと思います。

このミニ・オッコトヌシは老練ともいえる余裕の動きで、こちらにシャッターチャンスをたっぷりくれました。わたしも落ち着いてピントを合わせてシャッターを切れたわけで、わたしが動物を相手に撮影したというよりは、ミニ・オッコトヌシが人間を相手に撮影させてやってるみたいな感覚でした。

心はグラビアモデル、ミニ・オッコトヌシとの楽しい個人撮影会(笑)でした。


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