よみがな　あり｜なし

スタジオムーンリーフが設立(せつりつ)したのは２００５年(ねん)。
設立(せつりつ)当初(とうしょ)から某(ぼう)ホスティングサービスにてウェブサーバを利用(りよう)しています。
おつきあいとしてはとても長(なが)くなりました。

当時(とうじ)ウェブサーバの維持(いじ)コストも妥当(だとう)と考(かんが)えていたんですけど、情報(じょうほう)技術(ぎじゅつ)がすすんだいま「もっとコストダウンできるんじゃ」と考(かんが)えるのは自然(しぜん)な流(なが)れです。

いろいろ検討(けんとう)した結果(けっか)、ＧＣＰ（Google Cloud Platform）というGoolgeが提供(ていきょう)しているサービスに行(い)き当(あ)たりました。ＧＣＰはクラウドコンピューティングサービス。ユーザーに対(たい)し物理(ぶつり)的(てき)なコンピューターを提供(ていきょう)するのではなく、ユーザーはグーグルが管理(かんり)しているお化(ば)けみたいなコンピューターのなかに仮想(かそう)コンピューターを構築(こうちく)して、それを使(つか)わせてもらうという感(かん)じ。ユーザーはＧＣＰアカウントのなかで仮想(かそう)コンピューターを拡張(かくちょう)したり、追加(ついか)したり、削除(さくじょ)したり、いろいろ自由(じゆう)。これは物理(ぶつり)コンピューターではできないことですよね。

ＧＣＰも目的(もくてき)に応(おう)じていろいろなタイプの仮想(かそう)コンピューターを提供(ていきょう)しており、そのなかにはもちろんウェブサーバにも使(つか)えるタイプのサービスも存在(そんざい)します。そのコストがおそろしく安(やす)くって。安(やす)いうえに、ＧＣＰは６０日間(にちかん)３００ドル相当(そうとう)の無料(むりょう)トライアルがあるんです。

ここはひとつ、ＧＣＰでウェサーバを構築(こうちく)するチャレンジでもしてやろうかと考(かんが)えた次第(しだい)です。

目標(もくひょう)は「無料(むりょう)トライアルの範囲(はんい)内(ない)でＧＣＰでウェブサーバを構築(こうちく)し、スタジオムーンリーフのウェブ機能(きのう)をＧＣＰに移転(いてん)して公開(こうかい)する」ことです。

これにともない、ドメインやメールアドレスの変更(へんこう)もありえる話(はなし)です。
ドメインをたとえば.comや.netの類(たぐい)にしてもトータルコストではＧＣＰに軍配(ぐんばい)があがりそうだからです。

無料(むりょう)トライアル期間(きかん)内(ない)と定(さだ)めたのは、締(し)め切(き)りがあった方(ほう)がやる気(き)になるし、それにこちらはＧＣＰ初心者(しょしんしゃ)＆サーバ系(けい)初心者(しょしんしゃ)です。調(しら)べることや覚(おぼ)えることも多(おお)いから時間(じかん)がかかると踏(ふ)んでおかねばなりません。サーバ系(けい)に慣(な)れてる人(ひと)ですとＧＣＰを使(つか)ったウェブサーバの構築(こうちく)なんてあっという間(ま)ということですが（マジで？？）、ほとんどWindowsしか触(さわ)ったことのない人(ひと)にコマンドだけでコンピューターを触(さわ)るというのは不慣(ふな)れ感(かん)がとんでもないわけで。

あと、ウェブを移転(いてん)するまでの記録(きろく)をブログという形(かたち)にして公開(こうかい)することにしました。
ほとんどリアルタイムです。
わたしはちょっとした障害(しょうがい)でモノを投(な)げ出(だ)しがちなダメっぽい性格(せいかく)なので、こうしてブログに公開(こうかい)して「だれかに見(み)られてるかも」という緊張(きんちょう)感(かん)がないと続(つづ)かないんですよー。


では。
しのごの言(い)っていてもはじまりません。
とにかくやってみます。

Google Cloud Platform
https://cloud.google.com/

あー、よかった日本語(にほんご)（違(ちが)）

ＧＣＰのトップページがこちら。
ＧＣＰのサービスについていろいろ調(しら)べることができます。
専門(せんもん)的(てき)なワードが山(やま)ほど登場(とうじょう)するので頭(あたま)が痛(いた)くなりそうですが、どうやらＧＣＰは個人(こじん)から中小(ちゅうしょう)企業(きぎょう)、そしてグローバルな大(だい)企業(きぎょう)までを対象(たいしょう)にした、小規模(しょうきぼ)からとんでもない大(だい)規模(きぼ)まで対応(たいおう)したかなり広範(こうはん)にわたったサービス。スタジオムーンリーフでは特定(とくてい)のサービスをかなり限定(げんてい)的(てき)に利用(りよう)させてもらうだけで事(こと)が足(た)ります。

とにもかくにも「無料(むりょう)トライアルを開始(かいし)」をクリックします。

あ。ログインしてなかった

ＧＣＰはグーグルサービス。
グーグルアカウントがないと使(つか)えません。
グーグルアカウントを持(も)っているので、それでログインすると次(つぎ)の画面(がめん)へ移動(いどう)できました。

無料(むりょう)トライアルの申(もう)し込(こ)み画面(がめん)

おそらく無料(むりょう)トライアルの申(もう)し込(こ)み画面(がめん)。
入力(にゅうりょく)情報(じょうほう)は「国(くに)」「最新(さいしん)情報(じょうほう)の送信(そうしん)受諾(じゅだく)」「利用(りよう)規約(きやく)への同意(どうい)」の３つ。

国(くに)はデフォルトで「日本(にっぽん)」が選択(せんたく)されてますが…、
ちょっと選択(せんたく)範囲(はんい)を見(み)てみると。

「南極(なんきょく)」って（笑(わら)）

どうやらＧＣＰの無料(むりょう)トライアルは南極(なんきょく)からでも利用(りよう)できるようです（笑(わら)）

遊(あそ)んでないで、国(くに)は「日本(にっぽん)」、送信(そうしん)受諾(じゅだく)は「いいえ」、利用(りよう)規約(きやく)は「はい」を選(えら)んで「同意(どうい)して続行(ぞっこう)」をクリックします。

無料(むりょう)試用(しよう)でもクレジット番号(ばんごう)は必要(ひつよう)

無料(むりょう)試用(しよう)でもクレジット番号(ばんごう)は必要(ひつよう)です。
無料(むりょう)トライアル６０日間(にちかん)３００ドルの範囲(はんい)を超(こ)えたあと、ＧＣＰの利用(りよう)を継続(けいぞく)するときの請求(せいきゅう)先(さき)になります。
入力(にゅうりょく)が終(お)わったら「無料(むりょう)試用(しよう)を開始(かいし)」をクリック。

はい、キター！

登録(とうろく)が完了(かんりょう)すると、ダッシュボード画面(がめん)になります。
いろいろチュートリアルもあるようですが、それは無視(むし)して、左上(ひだりうえ)のメニューをクリックするとメニューがぞろぞろっとでてきます。

ＧＣＰのメニュー

メニューがたくさんあって「どれを選(えら)べばいいの？」となりますが、慌(あわ)てずに。
メニューにある「コンピュート　＞　Compute Engine」をクリックします。

Compute Engine　をクリック

「インスタンスを作成(さくせい)」　をクリック

すると、なにやら難(むずか)しいことが書(か)かれた小(しょう)画面(がめん)が表示(ひょうじ)されます。
Compute Engineについての説明(せつめい)だと思(おも)いますが、日本語(にほんご)と専門(せんもん)用語(ようご)まみれなのでただの暗号(あんごう)文(ぶん)にしか見(み)えません。
なにも考(かんが)えずに「インスタンスを作成(さくせい)」をクリックして次(つぎ)へ進(すす)みます。

インスタンスの作成(さくせい)画面(がめん)

インスタンスの作成(さくせい)画面(がめん)になります。
「インスタンス」は日本語(にほんご)に訳(やく)すのは難(むずか)しいので、この画面(がめん)は「どんな仮想(かそう)コンピューターを構築(こうちく)しますか？」と聞(き)いてるという風(ふう)に理解(りかい)すればいいと思(おも)います。

名前(なまえ)はインスタンス（仮想(かそう)コンピューター）にわかりやすい名前(なまえ)をつけるところです。日本語(にほんご)ではＮＧです。半角(はんかく)英数字(えいすうじ)で名前(なまえ)をつけましょう。

ゾーンはおそらくオススメのゾーンが選択(せんたく)されていると思(おも)うのでそのまま。

マシンタイプの選択(せんたく)は、性能(せいのう)とコストに関(かか)わってくるので重要(じゅうよう)です。
やりたいこととコストのバランスを考(かんが)えて選択(せんたく)します。
ウェブサーバを目的(もくてき)とした場合(ばあい)、そんなに高性能(こうせいのう)でなくてもいいので、わたしはデフォルトの１つ下(した)の性能(せいのう)のマシンタイプを選択(せんたく)しました。

ブートディスクは仮想(かそう)コンピューターのＯＳです。
デフォルトだとLinuxが選択(せんたく)されてます。
ウェブサーバが目的(もくてき)なのでこのまま。

ＡＰＩとのアクセスについては、よくわからないのでデフォルトのまま。

ファイアウォールは仮想(かそう)コンピューターに対(たい)する外部(がいぶ)からのアクセスをどんな風(ふう)に許可(きょか)するかみたいなことだと思(おも)います。
ウェブサーバを目的(もくてき)とした場合(ばあい)、少(すく)なくとも「HTTPトラフィックを許可(きょか)する」にチェックします。

そして「作成(さくせい)」をクリックすると、インスタンスとよばれる仮想(かそう)コンピューターが構築(こうちく)されます。構築(こうちく)まで少(すこ)し時間(じかん)がかかります。構築(こうちく)が終(お)わると、画面(がめん)にインスタンスのリストが表示(ひょうじ)されます。

インスタンスのリスト。ＳＳＨをクリックすると、仮想(かそう)コンピューターに接続(せつぞく)できる

見(み)た目(め)がものすごくしょぼい印象(いんしょう)ですが、これが構築(こうちく)された仮想(かそう)コンピューターです。
外部(がいぶ)ＩＰとしてちゃんとＩＰアドレスも作成(さくせい)されてます。
ＳＳＨをクリックすると、仮想(かそう)コンピューターに接続(せつぞく)してコマンドを送信(そうしん)できます。

ＳＳＨをクリックすると、こんな接続(せつぞく)画面(がめん)が

ＳＳＨをクリックして、仮想(かそう)コンピューターに接続(せつぞく)するとブラウザ上(じょう)にこんな画面(がめん)が表示(ひょうじ)されます。
いかにも「サーバに接続(せつぞく)しましたよ」みたいな画面(がめん)ですね。
ブラウザ上(じょう)で仮想(かそう)コンピューターにコマンドが送(おく)れるということ？

となれば、ためしになにかコマンドを送信(そうしん)してみたいですね。
そうそう、Linuxは標準(ひょうじゅん)でPerlがインストールされてるはず。
コマンド「Perl -v」でPerlのバージョンが表示(ひょうじ)されれば、Perlがインストールされてると考(かんが)えてＯＫ。
てなわけで、「Perl-v」を打(う)ってみました。

おおっ、Perl入(はい)ってる！

Perlのver.5.20.2がインストールされてますって表示(ひょうじ)がでました。
ほほーう。

たぶん、ＧＣＰでMySQLをつかったりPHPをつかったりするときは、ほかのサービスにも利用(りよう)登録(とうろく)をする必要(ひつよう)があったように思(おも)うんですが、スタジオムーンリーフはこれまでウェブサーバとPerlオンリーでぜんぶやってきたので、おそらくLinuxさえあればだいじょうぶなはずです。

今回(こんかい)のログは、ＧＣＰの無料(むりょう)トライアルを利用(りよう)してインスタンスと呼(よ)ばれる仮想(かそう)コンピューターを構築(こうちく)するところまで進(すす)めました。処理(しょり)にかかった時間(じかん)はわずかですが、スクリーンショットを撮(と)ったりするのにえらく時間(じかん)がかかりました。大事(だいじ)な記録(きろく)です。じっくり取(と)り組(く)みます。

次回(じかい)からは、仮想(かそう)コンピューター（Linux）にウェブサーバ（Apache）をインストールして外部(がいぶ)からウェブアクセスできるようにしたいです。

ではまた。

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