Friday,May 5

姪っ子にプレイしてほしいゲーム【0】前書き(イントロダクション)

わたしには、現在1歳半になる姪っ子がおります。
元気にすくすく育っているようで、名実ともにおじちゃんとなってしまったわたしもどんな人に成長していくのか、とても楽しみにしています。

いっぽうで。
「パソコンが仕事道具です」と言ってはばからないわたしの趣味のひとつに「ゲーム」があります。「いつか姪っ子にこのゲームをやって欲しいな」と願っているゲームソフトをゲーム機ごと保管していたりします。

しかしながら、わたしよりうえの世代にはコンピューターゲームを忌み嫌う世代がいることもたしかです。コンピューターゲームを「子どもがやるもの・野蛮で低俗で恥ずかしいもの」と勝手に思い込んでいる世代がいます。わたしが子どものころは、コンピューターゲームは親に隠れてコソコソとプレイするものでした。だって見つかったら「いい加減にしなさい! 宿題終わったの!?」と「ゲームやめろ、宿題しろ」のダブル雷が落ちることが確実だったからです。わたしの親の世代は、コンピューターゲームを学校や勉強の敵みたいに考えている親がほとんどでした。

例に漏れず、わたしの両親もそのきらいがあります。ひょっとしたら姪っ子の両親もそうかもしれません。つまり、ひそかに「いつか姪っ子にこのゲームをやって欲しいな」と思っているわたしは、姪っ子にそのゲームをさせようと思ったら、すくなくともわたしの両親と姪っ子の両親に対して説得という「世代間闘争」に勝利せねばならないのです。

「世代間闘争」といいましたが、わたしと同じぐらいの世代の人はこの言葉以外に適切な表現が見当たらないと頷くはずです。

わたしはアラフォー世代です。わたしを中心とした3~4年の世代はとても興味深い世代で、コンピューターゲームの黎明期の洗礼をみごとに浴びてきた世代です。「インベーダー」に代表されるアーケードゲームの洗礼ではなく、ゲームウォッチからコンシューマーゲーム(据え置き型家庭用ゲーム機と一連のゲームソフト群)の流れで家庭にゲーム機が入ってきた世代のど真ん中にあたる世代です。

以降、わたしの世代を境界線にして「アナログ世代」と「デジタル世代」がみごとに色分けされました。

わたしを中心とした3~4年の世代は境界線。アナログ世代とデジタル世代の両方の世代間ギャップがぶつかる最前線です。携帯電話が使える人と使えない人、パソコンが使える人と使えない人、スマホが使える人と使えない人の世代間ギャップがモザイク模様となっている境界線です。その軋轢としわ寄せがぐっと寄っているのもわたしの世代あたりです。

世代間ギャップがいたるところで散見される世代。
それはすなわち、なにかにつけて激しい「世代間闘争」が繰り広げられる最前線です。
学校でも、家庭でも、会社でも。

コンピューターゲームもおなじで、コンピューターゲームに否定的な世代と肯定的な世代がぶつかるのも、わたしと同じぐらいの世代が境界線・最前線です。

わたしはコンピューターゲームを否定しません。
ゲームのなかにはたしかに野蛮で低俗で恥ずかしいゲームや、射幸心を煽る中毒性のあるゲームも存在します。でも、それは物語や小説や映画も同じこと。したがってコンピューターゲームにも人を感動させ情緒的に深い経験をさせてくれる「名作」と呼ぶにふさわしい作品が存在します。

説得という世代間闘争に勝利せねばならないわたしは、説得材料としてわたしが個人的に「いつか姪っ子にこのゲームをやって欲しいな」と思っているゲームをブログという形を借りて記録に残すことにしました。

つまり、「姪っ子にプレイしてほしいゲーム」シリーズは姪っ子に宛てたものでありますが、実態はコンピューターゲームを「子どもがやるもの・野蛮で低俗で恥ずかしいもの」と勝手に思い込んでいる世代へ向けたメッセージがふくまれます。

「姪っ子にプレイしてほしいゲーム」シリーズは、コンピューターゲームを知っている人向けではなく、コンピューターゲームを知らない人向けのブログシリーズとなります。

ゲームの紹介は次回からとして、今回のログは前書き(イントロダクション)です。
だからシリーズ回をしめす数字も0(ゼロ)としました。


≫ NEXT_LOG 10センチの攻防【DIY】(16 photos)

≪ PREV_LOG GCPでウェブサーバ構築チャレンジ・12【最終回】

PAGE UP

Google+

スタジオムーンリーフ(2005年1月開設/Since 2005)
代表者:野口 卓洋(Takuhiro Noguchi)
Add:356-0006 埼玉県ふじみ野市霞ヶ丘3-1-22-504

Twitter:@StudioMoonLeaf
Facebook:facebook.com/noguchi.takuhiro


©2017 STUDIO MOON LEAF ALL RIGHTS RESERVED.